シャクンタラーはまだ王の宮廷の近くにいました。死ぬほど悲しくて、もはやどうしていいかわかりません。その間にも、何度も太陽が昇り、沈んで時間は過ぎていきます。そんなある日、美しい赤い鯉が川の中で指輪を飲み込みました。それはまさにシャクンタラーが失くした指輪です。シャクンタラーがドゥフシャンタ王に愛を誓ったことを証明する指輪でした。その時、川沿いを歩いていた漁師が赤い鯉を見つけ、槍で捕まえ、鯉の胃の中に、信じられないほどの力を放つ指輪を見つけました。漁師はその指輪を見ていると、まるで誰かが自分を見ているかのように思えました。漁師はその指輪をドゥフシャンタ王に献上することにしました。漁師は、この指輪の褒美が王から与えられるのではと思っていました。しかし、漁師から指輪を受け取ったドゥフシャンタ王は涙を流し、ドゥルヴァーサの呪いが解けたのでした。指輪を指にはめると、ドゥフシャンタ王はシャクンタラーと彼女への愛を思い出しました。ドゥフシャンタ王は深い憂鬱に陥り、シャクンタラーを永遠に失ったと思い込みます。その直後、ドゥフシャンタ王は恐ろしい悪魔の軍勢が近づいていることを知り、強い決意をもって悪霊を追い払うことを決意するのでした。