シャクンタラーの指輪
第5幕
悪夢の始まりです。シャクンタラーが自分の名誉を守りつつ、愛の証明をしなければならないということは、彼女にとって耐え難い重圧でした。かつての王への恋心は、自分が直面している問題で完全に消え去ってしまいました。シャクンタラーは自分が使える貯金を集めて、ドゥフシャンタ王のいる王宮へ向かう乗り物に乗り込みました。長旅の途中でシャクンタラーは川につきました。信じられないほど蒸し暑い日で汗まみれになったシャクンタラーは、疲労と怒りで倒れてしまいました。王宮でドゥフシャンタ王に自分を分かってもらう証拠となる指輪を失くしたのは、この瞬間でした。それでもシャクンタラーはどうにか王宮にたどり着きました。たくさんの困難を乗り越えてようやく会えたドゥフシャンタ王はまるで異星人を見るかのような目でシャクンタラーを見ますが、何の感情も示しません。シャクンタラーも失くしてしまったのでドゥフシャンタ王が愛の証としてくれた指輪を見せることもできません。シャクンタラーは証拠を示すことが出来ず、王宮から追い返され、打ちのめされ、絶望します。
イラスト
ピート・シャープ
長い旅の後、シャクンタラーは川に到着する。信じられないほど暑い日だ。
シャクンタラーは最後の道のりに挑む。愛の証がない。カーリダーサの原作では、これが大切な指輪である。
証拠がないため、シャクンタラーは追い返される。彼女は打ちのめされ、自暴自棄になる。
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